脱糞保健室 ～アナル開発授業～

本作は保健室という半ば公的で清潔なはずの空間を舞台に、校医と看護師が中心となって“アナル開発授業”を繰り広げる作品である。ベッドの上はやがて糞液で染まり、空気感そのものが背徳的に変質していく。衛生や教育の名目が絡み合う状況に、羞恥と好奇心が並走する独特の緊張感が立ち上がり、スカトロジャンルならではの非日常性を浮き彫りにしている。

登場するキャストは発育途上の女子校生コスチュームをまとい、若さゆえの無垢さと従順さが演出の肝となる。校医や看護師役はやや年上の落ち着いた存在感を保ち、権威的な態度と支配性を強調。キャラクター同士の年齢感や立場の落差が強く作用し、被支配側の羞恥を増幅させる。口コミでも「顔のレベルは微妙だが体は綺麗」と触れられ、肉体そのものの鮮度や質感がフェチ要素として機能している点は見逃せない。

プレイ内容は、指によるアナル拡張から摘便行為、さらにはセックスへと進行する工程が明確に描かれる。口コミでは「2本の指を挿入し宿便系の硬い糞を摘み出す臨場感」が評価されており、視覚的な「局部がくっきり」という特徴が監督演出のこだわりとして浮き彫りにされている。羞恥に歪む表情や直後の腰の痙攣、さらに嫌悪と従順のあわいに生まれる心理的せめぎ合いは、視聴体験に濃密さを与えている。最終場面のアナルセックスは、緊張のピークとしてまとめられている。

総じて本作は、V&Rプランニングが得意とするマニアックなスカトロ企画の中でも実験的で“教育”を建前にした演出が際立つ。レビューの中には「スカトロ要素が前作より薄い」との声もあるが、局部を大写しにする映像美と、摘便や排泄のプロセスを緻密に追う撮影姿勢は高く評価された。嫌悪と興奮を同時に呼び起こすこのジャンルの特性を丹念にすくい上げ、身体動作・心理・コスチュームと多角的にフェチを交錯させたシリーズの特色が、ここでも一貫して表現されている。